タイコウチがイメージと違う

私は今、タイコウチの幼虫を飼育しています。先日の千葉県遠征で採集した個体です。翅芽と呼ばれる小さな翅があるのでおそらく終齢幼虫だと思います。

タイコウチという昆虫にはどんなイメージがありますか?私がイメージしていたタイコウチは水中で待ち伏せして小魚やオタマジャクシを鎌のような前脚で捕獲して食べる水中のハンター、といったイメージです。実際このイメージは間違いではないと今でも信じています。しかし、飼育しているタイコウチはどこかイメージと違います。

この子が私が飼育しているタイコウチの幼虫です。飼育ケースは普通のプラケース。そこに一部が水面に出るように配置した流木と水草を入れただけの簡易的な飼育環境です。そんな環境でタイコウチさんは元気でやってるのですが・・・・写真からもわかるように基本的に水面から出た流木の一部、つまり陸地にいます。自ら水中に行くことはほぼありません。ずっと陸地にいます。

長い呼吸管を上に高く掲げ、陸地でじっとしています。このポーズはたぶん水中で呼吸するために呼吸管を上に向けるポーズだと思うんですが・・・陸地でポーズ決めてます。陸地にいることが多いどころか、水中に入ると溺れてしまいます。水中で動かなくなっていたタイコウチさんを見たときはもうダメかと思いましたが救命措置の結果、復活してくれました。そんな水が苦手なタイコウチさんですが、エサは水中でしか捕えようとしません。仕方ないので頭と前脚だけが水中に入るように誘導して、そこにエサを落として与えています。

タイコウチってこんな昆虫ですか?タイコウチは北海道には生息していません。採集したのも飼育するのも初めてです。生き物の飼育では飼育して初めてわかることがたくさんありますが、これは完全に予想していませんでしたね。飼育方法を調べてみても陸地を好むなんてどこにも書いてませんから。

近い種類にヒメタイコウチという種類がいます。ヒメタイコウチは湿った陸地に住む半水生昆虫らしいですが、採集地や体形から見てヒメタイコウチではありません。採集も水網を使用して池をガサガサして採集しました。だから普通のタイコウチのはずですが・・・・。ともあれちゃんと餌も食べるし元気そうなので大丈夫だと思います。多分。

こちらは私が飼育しているオオコオイムシです。この子は地元で採集しました。採集したときは幼虫だったのですが、先日羽化して成虫になりました。オオコオイムシはイメージ通りの動きで獲物を捕食します。非常に素早い身のこなしでヨコエビやミルワームなどを捕まえて食べてます。

こちらも私が飼育しているマツモムシです。1つのミルワームを2匹で食べています。ポッキーゲームみたい。

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