6月18日
6月も中旬です。季節が進めば自然も変化します。今回は初夏の山でいろんな生き物を見てきました。
ヤツボシハナカミキリ。模様に多少の変異があり、この個体は一番上の斑紋がやや薄いです。
カラスアゲハ。レンゲツツジの花で吸蜜していました。北海道ではミヤマカラスアゲハの方が個体数が多いですが、今回はカラスアゲハしか発見できませんでした。
不明ハムシ。ヤナギホシハムシの斑紋が消失したタイプ?
シロオビヒメヒカゲ。北海道特産の小型のジャノメチョウです。初夏に発生します。
場所を変えてニホンザリガニの生息地の様子を見てきました。
エゾサンショウウオの幼生。もう手足が生えています。
ニホンザリガニやっと発見。ここでは生息密度は高くないようですが、しっかり繁殖しています。
この個体は雌で抱卵しています。このままどんどん繁殖してほしいです。
近くの沢の石の下にもいました。
ニホンカワトンボ。これは翅が透明なタイプ。翅がオレンジ色のタイプもいます。
ケマダラカミキリ。ヨモギなどの草を食べる種類です。
またまた場所を変えて生き物探し。
ケヤマハンノキの葉に非常に美しいハムシがいました。たぶんルリハムシです。本当に美しいです。でもよくよく考えればキンバエも同じ色していますよね・・・。
シマヘビ。目が白く濁っているのでもうすぐ脱皮すると思います。ここではシマヘビの個体数が多いです。このあともう1匹発見しました。調子に乗って捕獲しようとしたら手をガブッと・・・。シマヘビは毒は無いですが破傷風菌を持っている場合があるので傷口が腫れたりしたら病院に行きましょう。
トリカブトの花が咲いていました。エゾトリカブトでしょうか?葉の切れ込みが深いからカラフトブシかもしれないです。どちらにせよ強力な毒があります。あれ?でもトリカブトの花期って晩夏~秋じゃないですか?なんで咲いてるの・・・?
撮影はできませんでしたがエゾライチョウの親子にも会えました。エゾライチョウはヒナでも飛べるんですね。あっという間に茂みに飛んで逃げてしまいました。