ニホンザリガニとウチダザリガニの見分け方

道東でみられるザリガニは主にウチダザリガニとニホンザリガニの2種類です。一部地域にはアメリカザリガニも生息しているようですが、広範囲には広がっていません。今回はニホンザリガニとウチダザリガニの違いと見分け方を紹介します。

まずは基本データ。

ニホンザリガニ

十脚目 抱卵亜目 ザリガニ下目 アメリカザリガニ科

分布 日本固有種 北海道、青森県、岩手県、秋田県

体長 50㎜~60㎜ほど。まれにそれ以上の大型個体が出現する。

生息環境 川の上流域、山間の湖沼、湧き水の沢や池など水が綺麗で年間を通して水温が20℃を下回る環境を好む。

食性 雑食性だがやや草食側に近く、主に落ち葉を主食とする。

ウチダザリガニ

十脚目 抱卵亜目 ザリガニ下目 ザリガニ科

分布 アメリカ合衆国北西部(コロンビア川水域とミズーリ川源流部)原産。北海道、福島県、長野県、滋賀県、千葉県、福井県などに移入分布。

体長 大きいもので150㎜ほどになる。

生息環境 湖沼、河川、池など様々な水辺。基本的には冷たい水を好むが、ニホンザリガニに比べて高水温に対する耐性が高い。また水質汚染に対する耐性もニホンザリガニとは比較にならないほど高く、原産地のコロンビア川では汽水域にも生息することから、塩耐性もあることがわかる。

食性 雑食性。魚類や水生昆虫、底生生物、藻類、水草類などを食べる。

それぞれのザリガニの基本データをまとめるとこんな感じ。ニホンザリガニは実はアメリカザリガニ科なんですね。

続いては見た目の違い。それぞれが完全な成体ならウチダザリガニのほうが圧倒的に大きいのですが、成長過程で大きさが変わるので大きさはあまり当てにならないです。ウチダザリガニでも子供の時は小さいですからね。

これがウチダザリガニの頭部。

そしてこちらがニホンザリガニの頭部。

違いが判りますか?写真で比べれば顔つきが全然ちがいますね。見分ける特徴としては・・・

ウチダザリガニの頭部は鋭く尖っています。

ニホンザリガニの頭部は将棋の駒のような形をしていますね。これが確実な見分けポイントです。ウチダザリガニもニホンザリガニも子供の時から大人とほぼ同じ形をしていますから大きさによる違いが判らないときはここを見れば一発です。

続いてウチダザリガニのはさみの特徴です。

ウチダザリガニのはさみの股の部分には白い模様があります。ニホンザリガニにはこの模様はありません。この模様がついたはさみを振り回す様子が信号を送っているように見えることから、英語ではシグナルクレイフィッシュと呼ばれています。ウチダザリガニの特徴として非常にわかりやすいポイントですが、小さい個体の場合、この白い模様が不鮮明な事があるので注意が必要です。

こちらはニホンザリガニのはさみ。ウチダザリガニには無い突起があります。この突起も見分ける特徴になりますが、野生のザリガニははさみが欠損している場合も多いので、注意が必要です。

いかがでしたでしょうか?あまりいい写真を持っていなくて分かりにくいかもしれませんが、参考にしていただけると幸いです。

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