ニホンザリガニ

9月17日

今回はニホンザリガニの生息地の様子を見に行きました。ニホンザリガニは北海道と東北地方の一部に生息する日本唯一の在来種のザリガニです。外来種であるウチダザリガニの分布拡大や自然開発の影響を受けて数を減らし、絶滅危惧種に指定されています。道東の大きな川などはウチダザリガニの数が多くニホンザリガニが生息できる水源はわずかしか残されてません。今回ニホンザリガニを観察した水場は湧き水が溜まってできた池でほかの水源とつながっていないためウチダザリガニが侵入できずニホンザリガニが生き残っています。

水に網を入れて堆積物を掬うと、、、いきなりニホンザリガニが現れました。しかも超デカイ!!10㎝くらいあります!こんなに大きな個体は初めて見ました。網に入ったとき一瞬ウチダザリガニだと思って青ざめました。ウチダザリガニが居てはいけない場所ですからね。この時期だと今年生まれた赤ちゃんザリガニがいるはずなのでもうしばらく探してみることに、、

いました。赤ちゃんのニホンザリガニです。大きさは15mmくらいです。こんなに小さいのにしっかりニホンザリガニの形をしていますね。赤ちゃんザリガニがいるということはしっかりこの場所でニホンザリガニが繁殖している証拠になります。ほかにこの水場では春にエゾサンショウウオの産卵が行われます。この辺りでは珍しいメススジゲンゴロウも生息しています。この水場が失われないことを祈るばかりです。ほかの水源とつながっていないためウチダザリガニが自力で侵入することはないでしょう。しかしウチダザリガニを人為的に持ち込めばあっという間にニホンザリガニは姿を消してしまうでしょう。ウチダザリガニは特定外来生物なので生きたままの移動、飼育等は禁止されています。もしどこかでウチダザリガニを見つけても絶対に移動させてはなりません。もしニホンザリガニの生息地に侵入した場合は、ニホンザリガニを捕食してしまうだけでなく、ザリガニペストという病気を媒介する恐れがあります。ニホンザリガニはザリガニペストに耐性がなく感染すると死んでしまいます。捕食圧とザリガニペスト、また圧倒的な繁殖力の差でニホンザリガニはその水系から淘汰されてしまいます。これ以上、絶対にウチダザリガニの生息地を広げてはなりません。

ザリガニを観察していると近くにエゾアカガエルがいました。まだ小さい個体でした。この辺りでは非常にたくさんのエゾアカガエルを見かけます。もう1種類、ニホンアマガエルが生息していますが、あまり見かけませんね。雨の日の夜に合唱を聞くことはありますが普段はどこかに隠れているようですね。

ジョウザンミドリシジミがいました。もう時期も後半なのにがんばってますね。

こちらはエゾマイマイ。まだ小さい個体です。エゾマイマイは非常に大きく成長します。また、天敵のマイマイカブリやオオルリオサムシに襲われた際は殻を振り回して抵抗します。アクティブなカタツムリですね。

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